36協定とは、労働者に時間外・休日労働を行わせるため、労働者との間で事前に定める協定です。 使用者は、事業場に労働者の過半数で組織する労働組合がある場合においてはその労働組合と、かかる労働組合がない場合においては、労働者・・・
弁護士コラム(6 / 13ページ目)
使用者が仕事をしていなかったという主張をしてきた場合
使用者が、労働者が勤務時間中に仕事をしていなかったという主張をしてきた場合、労働者側は自身の業務内容を説明し、仕事をしていない時間が無かったことを説明する必要があります。 また、自身の業務内容が記録されている証拠について・・・
残業をした場合に、会社から支払われる残業代の割増率は??
労働基準法に定められた割増賃金の割増率をまとめると、以下のとおりです。 上記※にもあるように、従前は資本金や出資金の額が一定額以下又は常時使用する労働者が一定数以下の中小企業には一部適用が猶予されていましたが、2023年・・・
コロナ禍で増えるサービス早出・サービス残業
飲食店において顕著ですが、コロナ禍における時短営業の歪みをご紹介します。 先般、長らく続いていた時短営業が解除となりましたが、時短営業下では平常時に増してサービス早出・サービス残業が横行していたのではないかと思います。 ・・・
割増賃金の計算基礎となる時給単価に含まれない賃金は??
割増賃金の計算にあたっては、まず時給単価を導き出します。 具体的には、「月給÷1年間における1か月平均所定労働時間」により算出します。 注意したいのは、この月給には、以下の賃金が含まれないということです。 ① 家族手当 ・・・
労働基準法が適用されない場合とは
労働基準法には,労働時間・休憩・休日に関する決まりごとがありますが,これらについては,下記の適用されない例外があります(法41条)。 1号 農業・畜産・水産業に従事している労働者 2号 「監督若しくは管理の地位にある者又・・・
労働時間を把握するための証拠について
残業代を請求するためには実際の労働時間を把握する必要があります。 そして,労働時間の把握によく使われるのがタイムカードです(同様に,会社や施設の入退館・入退室を記録するIDカード・ICカードの記録も用いられることがありま・・・