残業代の請求を行うためには、証拠が必要になります。
交渉、労働審判、訴訟いずれの場合であっても、例えば事前に次のような証拠を集めておくと有益です。

・雇用契約書
・就業規則、36協定
・タイムカードなどの勤怠の記録が分かる資料
・給与明細
・長時間労働に関する上司などの指示書、メール、音声の録音
・同じ立場で証言してくれる同僚などの確保
・長時間労働によって体調を崩した場合は医師の診断書

もちろん上記証拠が全部必要なわけではありませんが、証拠は多ければ多いほど良いです。
ただ、各事案によって必要・有益な証拠は異なってきますし、退職したり、会社との交渉や訴訟をスタートさせると、その後に上記のような証拠を取得することが難しくなってくることもあります。
ですので、どのような証拠が必要・有益となるか、早めに一度弁護士に相談してみることをお勧めいたします。

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